
うちの現場は、親方と僕の2人だけ。
だから親方の言葉=現場のルール。
誰もフォローしてくれないから、親方の一言がそのまま現実になります。
その日も、忘れられない理不尽が降ってきました。
題して――「カッターの刃事件」。
■新品に替えて貸したのに…
ある日、親方に「カッター貸せ」と言われました。
せっかくなら気持ちよく使ってもらおうと、刃をポキッと折って新品状態にしてから差し出したんです。
これならサクサク切れるはず。
そう思った瞬間、親方の口から出た言葉は――
「なんだこの切れない刃は!」
……いや、新品ですけど!?🤣
■2人現場の悲しさ
普通なら周りに他の職人がいて、
「それ新品っすよ親方」ってフォローが入るかもしれません。
でも2人きりの現場には誰もいません。
だから親方が「切れない」と言った時点で、
その刃は“切れない刃”に認定されるんです。
理不尽すぎて笑うしかない。
■弟子の学び
もちろん反論なんてできません。
出せる言葉は「すみません!」の一択。
でも心の中ではツッコミ全開。
- 「親方、刃じゃなくて握力が切れてません?」
- 「新品すら切れないって言われたら、俺もう研ぎ師になるしかないじゃん!」
- 「カッターより先に俺の心が折れましたけど!?」
現場で一番鍛えられるのは、腕力でも技術でもなく――
理不尽を飲み込むスピードだと悟りました。
まとめ
結論:親方に貸した瞬間、どんなカッターも“切れない刃”に変わる説。
理不尽すぎて笑うしかないけど、こういう出来事があるから現場はネタにあふれています。
まだまだあるので後でまた書きたいと思います。



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